『大阪雑信』

先日配信になった『郵趣研究』の電子版。
電子版には、紙版には無い付録が毎号付いて来るのですが、今回は『大阪雑信』の中から第3次昭和切手の発行告示・出現に関する記事を6ページほどの掲載でした。

本文記事とは全く関係のない記事の掲載なので、「なぜ、これを?」という唐突感満載ではあるのですが、『大阪雑信』は見る機会がない方が多いと思うので、そうした意味においては多少は有益だったかも知れません。

画像は、私の蔵書である『大阪雑信』の合本からの1ページ。
この合本の旧蔵者は、関西の大御所であった田結荘金治氏。

『大阪雑信』は、発行時期が戦争の影響による物資不足の時期と重なっていることから紙質が悪く、この時期特有の用紙の酸化がかなり進行しています。そのため、私の蔵書では保存を優先に考え貴重書扱いとし、そのため本棚に並べることはなく、保存箱の中で寝かせて保管し、自宅内以外への移動は行わないことにしています。
また、ページを開く最にも細心の注意を怠りません。

この合本、用紙の酸化を除けば極めて状態がよく痛みもないもの。
『大阪雑信』と言えば、実物貼付の雑誌としても有名ですが、その貼付切手の状態も素晴らしくよいもので、本書の状態は奇跡的とも言えるほど。
また、これだけ揃った『大阪雑信』が、どれほど残されているのでしょうか?

現存数という視点でランク付けをすると、蔵書ランキング・ベスト5に入ると思います。

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