第3次ローマ字入り5円板グラビア版

第3次ローマ字入りシリーズは、子供の頃に現役で使っていただけに、一番馴染があるシリーズなのですが、5円はちょっと図案的にいかがなものかと・・・。
ということで、僕にとっては面白くない切手の一つですね。
同じ5円でも、その前の「おしどり」はよかったなぁ。

下の画像は、「5円白鳥はつまらない」と豪語している自分にとっては、ちょっともったいない使用例。
この切手、1枚だけでは使える料金が見当たらないので、複数貼り、または他の額面との混貼ということになるのですが、画像は2枚貼って10円のはがき料金にしたもの。
まぁ、これだけでもいいのですが、実は他に一捻りある使用例なんです。
というのは、貼られている切手が板グラビア版。

この切手には板グラビア版とグラビア輪転版とがあって、その見分け方は下の画像のとおり。

下の画像は「日」と波との間隔が狭くて、こちらが板グラビア版。
この画像は、上の使用例(縦ペアの上の切手)からの拡大図です。

それで、こちらの画像を見ると「日」と波との間隔が広いですね。
これがグラビア輪転版です。

こうして見比べると、わかると思います。

この切手の発売日は1971年11月10日なのですが、翌72年2月1日に郵便料金改正があったので、封書用だった15円切手に加貼する意味で増刷したのですが、この増刷分が板グラビア版だったわけです。
そのため、印刷は最初の1回だけで数量も少ないようです。

ここで画像の使用例の消印データですが、横浜中央局1972年2月20日。
このデータもいいものだと思います。

というわけで、僕にはちょっともったいない使用例として、リーフを飾っています。

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