米国・近年の局型プリキャンセル

米国切手と言えば、プリキャンセルが一つの収集分野となっていますが、どうも昔からシックリとしない分野でもあります。
プリキャンセルの楽しみ方がわかっていないからだとは思うのですが、あの画一的な局型プリキャンセルは、なおのこといけません。

局型プリキャンセルは製造と同時に加刷されて行くので、製造面としての収集を求められるのですが、それすら全く理解不能の領域。
製造面って言われてもねぇ。
印刷時の一工程というのはわかるのですがねぇ・・・。

なんて言ってると、最近の切手にはプリキャンセルのみで発行、なんてものまで出てきています。
輸送機関シリーズには、様々な図案、額面があって一大シリーズとなっていますが、下の画像のものはプリキャンセルのみでの発行になっています。

米国のプリキャンセルと言うと、局名が上下の横線に挟まれた形式を思い浮かべますが、下の切手はそうしたプリキャンセルとは様子が違いますね。
知らない人が見たら「どれがプリキャンセル?」なんて思うことでしょう。

下の画像は、上の切手からの一部分なのですが、青丸で囲んだ部分がそれです。
リーフの切手を見ると、図案などの基本色とは異なった色で文字が印刷されている部分がありますが、そこにサービス名称を加えているわけです。

図案一体型とでも言いましょうか。
保守的な自分としては、全くプリキャンセルらしくないプリキャンセルなわけで、ますます集めたく無くなりますね。
でも悩ましいのは、リーフの切手ようにプリキャンセル専用の切手があることで、集めないわけにはいかないこと。

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