ソ連・初日カバー実逓便

初日カバーは、特に積極的に集めているわけではありませんが、時々気まぐれに買う時はあります。
例えば、日本の「鉄道70年記念」などのように時間の洗礼を受けているものとか、「郵便の歩みシリーズ」などのように、切手として特に気に入っているものがそれにあたります。

下の初日カバーは上記のどちらにも当てはまらないのですが、こういう状態なら迷わず買いです。

ソ連が1986年10月15日に発行した、「ソ連の保存機関車」という特殊切手の初日カバー。

5種完貼りで、特印が押された典型的な初日カバーですが、きちんとした実逓便になっています。
ルーマニアのブカレスト宛で、裏面にはブカレストの到着印が押されていますから、正真正銘の実逓便であることがわかりますし、しかも書留便。
それに輪をかけて嬉しいのは、左下に貼られている通常切手があること。
つまり外信書留便にしたので、5種完貼りでも料金不足なので通常切手を貼り足して料金を調整したわけです。
ということは、いかにも「郵趣記念品です」みたいな料金の合わない料金加納承知郵便ではないわけ。

こうした使用例ならば、初日カバーと言えども実逓カバーとして意味があるわけで、現代物の初日カバーとしても堂々と貼ることができます。

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