小早川商会

画像は、和田商店と並んで日本の切手商の草分け的な存在であった小早川商会が差し立てた使用例。
印刷物なので、価格表を送ったものかも知れません。

消印データは、横浜局の欧文印で1912年10月17日ですから、大正元年。

小早川商会と言えば、忘れていけないのは『大日本古銭古郵券雑誌』の発行元であることで、その創刊は大正2年1月ですから、上の使用例は創刊準備に忙しい頃のものですね。

その創刊号には、もちろん小早川商会の営業広告が色々と出ていて時代を感じさせます。
その中に「外国切手袋入定価表」というのがあって、大小13種が掲載されているのですが、その最多種入りが8000種入りで定価1300円24銭。水剥し済であることや日本切手が1枚も含まれていないことなどが書かれています。

大正元年の物価で言えば、日本橋区(現中央区)の最も高い坪単価が350円ですから、8000種袋入りは約3.7坪分ということになります。
総理大臣の給料が年俸制から月給制に変わるのが大正9年ですが、その時に月給1000円です。

恐るべき価格の袋入り!!

時期的に見て、8000種の大部分は19世紀の切手であることは間違いなく、どのような切手が入っていたのか・・・。
各国の初期切手や高額切手も、ふんだんに入っていたものと想像はできますね。
現在、同じ内容のパケットを作ったとしたら販売価格は幾らになるのか、遊びとして面白い話だと思いませんか?

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