占領軍の郵便検閲については、郵趣的観点からは幾つもの解説がされていますが、実際に仕事に当っていた人達の記録については、あまり見ることがありせん。そのような中で、『モダン・フィラテリー』26号(1989年)に、実際に検閲業…
カテゴリー: 文献
『呉ポスト』は芸術品
惜しくも平成30年に廃刊となってしまった『呉ポスト』誌。呉郵趣会の会報のという形をとっていましたが、読者は地元だけに留まらず全国区で、しかも著名郵趣家がズラリと名を連ねていました。かく言う私も購読者として、末席を大いに汚…
『地図切手の世界』
一般書として切手収集の愉しみを紹介するのは、本当に難しいと思います。その難しい仕事を成功させた筆頭が、市田左右一氏の『切手の愉しみ』であることに、異論のある方は少ないと思います。他に、柘植久慶氏の『奇妙な書簡』や『戦場を…
『八州の郵便印資料』No 51
『JPC』、『JPC-UWAフィラテリックダイジェスト』の付録であった『八州の郵便印資料』は極めて有益な基本資料として、今でも十二分にその存在価値があり、僕も座右の資料集として使っています。「八州」というのは、正式には「…
” BILLIG’ S PHILATELIC HANDBOOK ” Volume 29
外国切手を色々と集めていると、” BILLIG’ S PHILATELIC HANDBOOK ” シリーズは必携のハンドブック。その29巻は、丸ごと一冊がフランス・クラシックのセレスと…
『青一』
先日、収友を通じて未知の方から、市田左右一氏の著書『青一』について質問を受けました。そこで思ったのが、本書は著名な割りには意外と知られていない部分があって、収集家を混乱させていること。 今は、昔と違って郵趣文献の古書価格…
『FINDS』251号
北欧切手研究会の会誌『FINDS』251号が届きました。1975年創刊の本誌は、あと5年で創刊50年を迎えます。 今号は、デンマーク・クラシックの2色切手の解説とフィンランドM30シリーズの解説が興味深い。特に後者は、昨…
『ジュニア切手マガジン』
子供向けの切手雑誌と言えば、郵趣出版が出していた『スタンプマガジン』後に誌名を改め『スタンプクラブ』が定番ですね。もちろん、僕も小学生時代の創刊号から大学時代の終刊号まで、愛読していました。 画像の『ジュニア切手マガジン…
「楠公はがき物語り」
僕の楠公はがき入門は、『官葉』3巻3号(1977年)に掲載された「楠公はがき物語り」から。著者は、はがきならこの人と言われた山岸福治氏です。 当時、楠公はがきの流れを解説したまとまった解説は無かったと思います。楠公はがき…
『東海郵趣』
皆さんもご存知のように『東海郵趣』が休刊になりました。下の画像は第一次『東海郵趣』創刊号からの合本。 この第一次『東海郵趣』には、時の郵便史のリーダー的な存在であった中尾雄三、服部静夫、墨人堂こと江崎恵海、裏田稔をはじめ…