下の画像は、JAPEXでの入手品の一つで「丹那隧道開通記念」の小型印。
丹那隧道というのは、多くの方はご存知だと思いますが、東海道本線の熱海駅と函南駅の間にある7,804メートルを測る長大トンネルで、開通した昭和9年当時は16年の工期を必要とした「世紀の難工事」と言われたものでした。
実際、複雑な地質のための大崩落事故や、膨大な湧水処理、北伊豆地震による変形(実際、現在も直線で計画されたトンネルが弱いS字状の線形になっています)など、数々の想定外の事が起こりました。
今回入手したのは熱海駅前局のもので、同一図案で熱海局も有ります。
熱海局は以前に入手可能だったのですが、どうせなら「駅前」の方が鉄道らしいので、入手待ち状態だったところ、今回ブースの小型印の束の中から100円でめでたく入手となりました。
「丹那隧道開通記念」小型印には2種類の図案があって、一つは上のもので熱海駅前局と熱海局で使用。
そして、もう一つが三島局で使用した下のもの。
三島局は、既に入手済みだったので異図案の入手待ち状態だったわけです。それが今回揃ったので、やっと同じリーフに左右並べて貼ることができます。
同一の記念で2種類の異なった図案を採用。
しかも、熱海駅前局は熱海口坑門と熱海側にある工事殉職碑を、そして三島局は函南口坑門と函南側にある工事殉職碑をそれぞれ描くというこだわった演出。
やっぱり、こういうのは2枚並べて貼りたいですよね。
ですから、これが揃ったのは、正直、嬉しいのです。