画像は、第2次世界大戦後のオーストリアが初めて統一の切手として発行した「風景シリーズ」。
それを、ボストークの図入アルバムに整理したもの。
かなり昔に買ったものなので、郵趣サービス社の在庫を覗いてみたら、今は売っていないのですね。追加リーフは有るようですが・・・。
今では、ダウンロード式の図入アルバムがあるので、製作会社からしてみれば美味みの有る仕事ではないのかも知れませんが、国産のこうした製品が無くなってゆくのは、「なんか寂しいなぁ」って感じがしますねぇ。
このシリーズ、1947〜48年に一部が橙色に改色されているのですが、上の2リーフは、それ以前に発行された最初のもの。
全種が揃っていたかと思ったら、2種が欠けていたので仮貼リーフを見てみましたが見当たりません。
以前だったら迷わず渋谷スタンプに行って、あの膨大な貼込帖の中から抜くのですが・・・。
昔は楽しかったですねぇ。
この図入アルバムは、基本的にJPS発行の『スイス・オーストリア切手図鑑』に準じているので、高額切手のタイプ違いには対応してはいません。
そうした部分がある反面、色調については『スコット』では採録していないバラエティを採録していたりします。
全体的な流れを掴むための初歩的なカタログコレクション用としては、ちょうど良いアルバム。
ですが、最初に書いたように在庫切れ。
編集データはあるでしょうから、ダウンロード式で販売できないものですかねぇ。
郵趣サービス社さん、せっかくの財産が勿体ないですよ。