グスタフ6世シリーズは、発行時期によって印面のタイプが1から3に分かれますが、画像は最初の発行グループであるタイプ1の20オーレ切手を貼付したもの。
20オーレが4枚で80オーレ料金です。
消印は、スウェーデンの南端に位置する都会であるマルメ局1956年9月17日の使用例で、宛先はドイツ。
スウェーデンから見れば、ドイツはバルト海を挟んですぐそこの位置なので、両国間の郵便物は非常に多く、従って残存量も国際郵便の中では極めて多いと言えます。
さて、画像のカバー80オーレ料金の内訳は、書留料金が40オーレ、スカンジナビア諸国以外宛の外国郵便料金が40オーレになります。
80オーレ切手というのは発行されていないので、料金的には40オーレ切手2枚貼りが一番相応しいのですが、同一額面多数貼りの自然な使用例なので、20オーレ切手の使用例として「これでもいいかな」と思っています。
異額面を適当に貼って料金を合わせたものより、ルックスが好ましいですね。