琵琶湖汽船便

画像は、大津発、今津宛の小判はがき。
数年前のスタンプショウで、琵琶湖沿岸便というわけで購入したものです。

大津の大形ボタ印は、明治19年3月18日へ便で、今津の配達印は19日い便です。

大津は、琵琶湖運輸の一番重要な基地的な位置づけで、特に北陸から下りてくる鉄道との結節点である長浜との間はメインルートでしたが、それ以外にも何本もの航路が設定されていました。

現在も琵琶湖沿岸には「○○津」という地名が多く有りますが、それらは古くから湖上運輸の湊だった所で、古くは中世にまで遡る所もあります。

当時の湖上運輸の時刻を調べてみると、大津発20時10分の塩津行の夜行便があり、この船は途中で堅田、勝野、船木、今津に寄港することがわかりました。
この船に搭載すると今津は翌朝着であるため、今津局い便での配達になることがわかります。

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