ハンガリー・タイプHサブタイプZ1

久しぶりの「ハンガリー19世紀の郵便印」から、仮貼風リーフの1枚。
以前に全日展に出品した時に、盟友から「範囲が広すぎるねぇ」と言われたテーマです。
彼が言ったことは間違いではありません。
例えば、日本で言うならば「不統一印から丸一印まで」となりますから。

ですが、今でも僕は「19世紀全般」というストーリーにこだわっています。
それは、この時期に目まぐるしく消印の様式が変化しているから。
その理由は、消印の黎明期であったり、当時のハンガリーが置かれた国や国際的な環境が大きく影響しているからで、これを「消印の歴史」という大きな流れの中で、自分が知りたいというのがあります。
これが、いつまでも「19世紀全般」という広い範囲にこだわっている所以です。

画像は、タイプHと呼ばれる1890年に登場し、20世紀へと受け継がれるタイプの一つ。
この時期は、他にも数タイプが併用されます。

消印集めで困るのは、このタイプは直径が大きいこと。
画像を見てわかると思いますが、単片では絶対に収まり切れない大きさなのです。
日本では、印影の外枠がちょこっと切れた程度では、「満月」と呼ばれることがあると思います。
ですが、ヨーロッパの評価では「満月」(もちろん「満月」なんて呼び方はありませんが・・・)は、外枠も含めて全てが綺麗に収まっていないとダメなのです。
いわゆる「100パーセント」と評価されるものですね。

そうした意味では、タイプHでは消印コレクションとしてはあり得ないのですが、やはり綺麗なので買ってしまっています。
カバーなら100パーセントの印影が得られるのは当たり前ですが、カバーだけをズラズラ並べても大味すぎてつまらないし、そこはリーフに貼られたコレクションとしての、楽しさや美しさが優先されます。

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