ピッツ・パリュ峰

画像は、ボストークの図入りスイス切手アルバムに整理した、使用済コレクションからの1リーフですが、今日のお題の切手は1段目の右端にある山岳切手。
この切手は、今でも覚えているのですが、中学生の時に買ったスイス切手のパケットから出てきたもの。
50年近く前に買ったパケットの1枚が、今でも立派に役立っているわけですね。

スイスには、その土地柄から山岳図案の切手が多く発行されていますが、この切手はパケットから出てきた瞬間に気に入ったもので、図案というよりも刷色に魅せられました。
特に、山の印影とバックの藤色の組み合わせ。
バック、つまりこのばあい空になるのですが、そこが藤色に染まった美しさですね。

この山は、ピッツ・パリュ峰。
日本では、スイスの山と言えば、マッターホルンであるとか、ユングフラウやアイガーが一般的に有名で、ましてや中学生の知識の中にはピッツ・パリュなんて名前は頭の片隅にでもありませんでした。

そんな時に活躍したのが、旅行ガイド。
サンモリッツから入る、ベルニナ谷の南側にそびえる標高3905メートルの山がピッツ・パリュ。
ガイドブックには「ベルニナ山群」として見開き両面を使った地図が載っているので、よくわかります。

「今ならネットですぐわかる」と人に思われるし、それは事実です。
しかしながら、やはり考え抜かれて編集された書物にはかなわないと思います。
僕も、ネットは欠かさず使います。
どのくらい使うかといえば、パソコンの電源は24時間落としません。
電源を落とすのは、万が一の火災が怖いので外出するときだけ。
つまり、思い立ったらいつでも、すぐに使えるようにネットに繋げっぱなし状態。
そのくらい使っていますが、結論はやっぱり「考え抜かれて編集された書物にはかなわない」です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *