画像は、スイスの図入アルバムから慈善団体用切手のリーフ。
カタログでは、後ろの方に目立たずひっそりと採録されているので、ご存知ない方も多くいらっしゃると思います。
リーフでは、ものの見事に1列3枚が未収になっていますが、この場所は、その上の3枚の紙質違いを貼るスペースとして用意されています。

この慈善団体用切手と言うのは、日本にはないシステムで、1911年に交付されたスイスの郵便法に基づいて、貧困救済に関わる団体は、郵便料が免除されるというシステムです。
リーフでは画像が小さくて見難いので、切手を拡大するとこのような感じになります。

一般的な切手と異なるのは、上部に「管理番号」と呼ばれる数字が入れられていることで、これは使用者を現しています。
同じ切手でも管理番号の入っていないものを見る時がありますが、それは切手収集家用に販売されたものになります。