今日の毎日新聞夕刊

毎日新聞夕刊の「特集ワイド」欄に、客員編集員の鈴木氏が『切手が映す北朝鮮の「異変」』『編集カタログ「統一」消え、ジュ氏浮上』という見出しで、北朝鮮が新規に発行した切手カタログから、話題を取り上げています。

それによると鈴木氏は、北朝鮮が最近になって刊行した『切手カタログ』を入手。
それを見ると、これまでに発行した切手の中から、直接的あるいは間接的に韓国と繋がるような図案の切手が、歴代遡って370種も削除されているとのこと。
これについて、鈴木氏は「韓国を主敵と見なす金正恩の意向を反映したものだろう」としています。

例えば下の切手は、1998年8月31日に北朝鮮が打ち上げた人工衛星(と称するもの)光明星1号の成功記念切手ですが、こんな北朝鮮にとっては記念碑的な切手でさえ削除対象だとか。

この切手、右に拡大画像を載せましたが、朝鮮半島が小さく描かれています。
人工衛星とされているものの軌道が描かれているので、宇宙から俯瞰した図になのですが、当然ながら韓国まで描かれています。
どうも、そこが削除対象になったらしいのです。
北朝鮮にとって、今の韓国は取るに足らない、その存在すら認めないということなのでしょう。

下の切手は、1946年に発行された「解放一周年紀年」切手で、描かれた人物は若き日の金日成。
ところが、記事によるとこの切手も削除されたとか。
この切手、まだ北朝鮮の建国前(北朝鮮人民委員会時代)に発行されたもので、バックに描かれた太極旗が削除理由ではないかと。

実は、この切手を含んだ初期北朝鮮切手を売却しようかと準備していたところなのですが、今回、変なところで役立ちました。

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