スウェーデン・ミニペックス用のリーフから

絶賛、作り直し中の北欧ミニペックス用の作品からの1リーフ。
このリーフでのミソは、右側の切手帳。

どこがミソかと言うと、シリンダー番号と計数番号が一緒に印刷されているところで、こうした小技をご存知の方は国内では少ないと思います。

シリンダー番号は、実用版に付けられていますから印面と同時に印刷されます。
ところが、計数番号は実用版とは独立した部分で印刷されるので、ある印刷回転数に一度の割合でないと、ペーン上に一緒に現れてはきません。
上の切手帳のように、完全に一致する数は255冊に1冊の割合です。

こうした小技的なマテリアルを分類して売っているのは、スウェーデンでも専門店のみであるため、多くのばあいは自力で探すしかありません。
もちろん値段も、有って無いようなものですから、完封を切って取り出したものは専門店では高く売りますし、多くのばあいは、普通品と一緒に売りますから安価なものの、チャンスにはなかなか巡って来ません。

これは感覚的な話しですが、普通品として市場で探すと1000冊見ても1冊あるかなぁ・・・?
という気がします。

この計数番号は、書体と文字の大きさから3種類に分けられるのですが、それぞれが印刷機の種類に対応しており、リーフの切手帳がゲーベル単色刷機で印刷されたことがわかります。

前回展示した時には未入手だったので、今回の作り直しで入れ替えました。

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