昨日、ネパールの Pashupati シリーズの低額面には40面と36面の2種の構成シートがあり、初期が40面であることを話しました。
そこで、今日は16〜32 Pice の中額面シートをご紹介します。

画像は32 Pice の Printing No2のシート。
32 Pice には、Printing No は1と2があるのですが、1は無銘版なので見分けは簡単。
ところが、2の方は印刷が2回に分けて行われたため、1回目と2回目では刷色が異なりますし、銘版も1ケ所だけ相違が見られるのです。
ですから、銘版の特定が重要なキーポイントになります。
もちろん、この細分類を行わなくて、単に Printing No 2としても、全く差し支えはありません。
画像のシートは、1回目の印刷になります。
このシート、シート上方がガランと空白になっていますが、この部分の大きさは印面2段分に相当します。
つまり、4×9の36面構成の低額面切手と共通の用紙を使っているため、こうしたマヌケなシートになってしまうわけ。
発行枚数は定かではないのですが、市場に残された量から推定されて、Pashupati シリーズのカトマンズ印刷で最も少ないとされているのがこの32 Pice ですが、個人的に収集して肌で感じるのは、16 pice の方が少ない気がするのですがねぇ・・・。