スウェーデンに行くと、今は多くの国がそうであるのと同じく、車は右側通行です。
ですが、意外なことに1967年9月2日までは左側通行でした。
画像の切手帳は、その通行切替え記念として前日の9月2日に発行されたもの。
高さが低くて、横に長い切手なので図案が見難いですが、運転席から見た右側通行の様子を描いたものなので、横長比が悪くラベルのように見えてしまいます。

スウェーデンでは、それ以前にも何回か右側通行への変更が検討されていたのですが、国民の評判がよろしくなく、その都度見送られていました。
ところが、生活向上と共に車の台数が増え、周辺のノルウェーやフィンランドといった右側通行との乗入れ問題などが発生し、周辺国にあわせるために切替えとなったのです。
切替え当日の9月3日は、午前1〜6時の間に交通規制が行われ車を遮断し、全国で36万本あった道路標識等の一斉交換を行いました。
切手帳の表紙には、通行切替えのロゴマークが入れられています。