明日は、大学の研究室の会議で恵比寿ガーデンプレイスへ。
会議の後には、鰻を食べさせてくれるというので、今日は「うなぎ」の切手です。

「うなぎ」の切手と言えば、魚介シリーズの「うなぎ」だと思いますが、それではなんのひねりもないので、こちらの通称「うなぎ」切手にしました。
「うなぎ」とアダ名されるくらいですから、長すぎて普通には収まらないのでボストーク図入アルバムでは縦に貼るようになっています。
と言うか、これ以外には貼り方がありませんね。
この切手の正式名称は「郵便切手を知る展覧会記念」。
昭和22年5月15日発行。
この切手展については、『切手文化』第30巻6号が「郵便切手を知る展覧会」記念特集号とし、1冊丸ごとに詳細な展示内容を伝えており、今となっては貴重な記録となっています。
その中に、技芸官であった加曽利鼎造氏が「特別切手帳と記念スタンプの図案着想に就て」と題する一文を寄稿しており、下図に示す貴重なスケッチを図版として示されています。

なお、文中で本来は切手帳として製作する意図があったことが触れられており、「うなぎ」になってしまった理由が納得できます。