第1次ローマ字入り25円1枚貼り

画像は、昭和41年7月に発行された25円を1枚貼り、クリスマスカードを西ドイツへ送った使用例。
船便の印刷物ということで特に珍しいものではなく、たまに見かけます。

抹消印は、日本橋局の欧文印で1968年11月14日。
船便なのでクリスマスまでは1ヶ月とちょっと前ですが、時期としては適当だったのでしょう。

実はこの使用例、切手収集家が1通だけ持つなら、たとえ同じ類いの使用例でもこれに限ると思います。
その理由は、フラップにあります。
それが下の画像で、見れば切手収集家ならば、誰でももうおわかりだと思います。

そうです。
あの、三井高陽氏が発信したもの。

三井氏と言えば、様々な国のコレクションをお作りになり、それは現在でも三井記念美術館に収蔵されています。

三井氏は、大正14年5月にドイツへ留学(専攻はドイツ交通史)されたので、ドイツ人の知人が多かったものと推察され、そうした方々へクリスマスカードを送られていたのでしょう。
そうした封筒の1枚が、回り回って僕の収集に加えられたわけです。

25円外信印刷物使用例+アルファな使用例です。

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