あと、ひと月ほどでスタンプショウですね。
昔は郵趣界、春の最大行事と言えば全日本切手展でしたが、今ではスタンプショウが最大行事になってしまいました。
画像は、29年前のスタンプショウの中に併設されていた現代切手展の小型印です。

「第10回」となっていますが、たしか初期の頃は日本切手限定で、その名称も「現代日本切手展」だったと記憶しています。
その後、数回を経て外国切手にも対象が広げられ「現代切手展」という名称になったはず。
そして、この小型印の平成8年の第10回をもって、現代切手展が終了しました。
ということで、画像の小型印は現代切手展最後のものになります。
う~ん 懐かしいですね。私は第1回と3回に出品しました。書棚の当時の出品目録を引っ張り出して見ていますと現在も趣味誌上でご活躍のお名前もチラホラと見受けられます。一方で鬼籍に入られてしまった方も… まあ40年近くも経過すれば致し方のないところでしょう。私自身その後は仕事が忙しくなり一旦中断してしまいました。再開後は好きで集めていた分野に絞って収集しています。少し浮気収集もしていますが…
最近思うのですが40年前と比較しますと各分野共に特殊な物を除きますと全般的に価格面では随分安くなっているように感じます。収集家の数も減少しつつ新規参入者も殆ど増えない現状。残っている収集家の多くはある程度のコレクションを構築されてしまっているので、もはやありふれた品物には見向きもされなくなっているのでしょう。それと高齢化も影響しているのか、数年単位で再度売りに出ているのを頻繁に目にします。私も取り逃がした物を数年後に再出品され、何と半値以下で入手する事が何度もあります。まあ考えてみますと当時最高金額で落札された方の下以下になるのは当然の事で他に競争相手がいなければ次点の次の価格に落ち着いてしまいますよね。そのような訳で最近は慌てず騒がずで取り逃がした物は再出品されるのをジーッと待っています。問題はどちらが早いかな…
いつも、ありがとうございます。
亡くなられた、小判切手や北海道の消印で有名だった長野さんと、例会の帰り道に方向が同じだったので色々と話しました。
その中で、よく話題にのぼったのがマテリアルの価格で、長野さんは「一番高値の頃に買ってたから、今だったら半値以下だなぁ・・・」と。
全くその通りで、いわゆる素直な普通のものなら、1980年前後の半値か、それ以下で入手できますね。
これは外国切手にも言えることで、今なら西ドイツの未使用カタログコレクションが5万円でお釣りが来ます。
ですが、僕が大学生だった1980年代初頭だったら神戸のパンダスタンプで、高額品を除いた状態でも30万程度の頒布会品だったはずです。
スタンプショウ始めた頃の出品料は無料だったと記憶しています。(会員数が多かったから、無料で出来たのかもしれません。)トップの「ダイバーシティ拡大」のお題目の元、フリースタイル部門の作品作りに頭をヒネってっておられる方々には頭が下がります。物価高騰の折、5,000円、6,000円の出品料は一寸痛いかな。一体、作品がどれほど集まるんでしょうか。どのくらいの新入会があるんでしょうか。この際、いくらかでも場料とったらいかが。「お題目」4年目の成果はいかに。