いただきものの整理

先日「あなたにあげる」と、送られてきたポーランドが2007年に発行した鉄道切手を、とりあえずリーフに整理です。
この切手の発行理由は「歴史的な客車」としており、ヴォルシュティン機関庫にて保存されている客車を描いた4種連刷。
ヴォルシュティン機関庫というのは、ポーランド最後の蒸気機関車庫として有名であり、年に一度の大イベントには世界中からSL愛好家が集って来ることでも有名な場所です。

4種連刷で横長なため、正位置で貼れないのが残念なところですが、仕方がないので縦に貼りました。
ホント、こういうのは困ったちゃんですね。
ライトハウスやイベールのような大きなリーフなら正位置で貼れるのでしょうけど、あの大きさは日本人向けではありません。

切手を見て気になったのが、上から2枚目(正位置なら右から2枚目)の切手で、客車部分を抜いて拡大したのが下の画像です。

ボヤッとしているので分らなかったのですが、しげしげと見ているうちに車輪が3軸であることに気がつきました。(赤矢印が車輪の部分)
この客車自体が古典的な構造を持つ短軸(台車に車輪が1軸しかない)のもので、このばあい多くは車両両端に1軸づつの2軸客車です。
昔の国鉄車両でも、小型貨車が2軸だったのを覚えている方が多いと思いますが、あれと同じ。
ところが、画像の客車は車両中央にもう1軸が描かれているので、3軸客車であることがわかります。
ヨーロッパの古典客車で3軸は希少と言うほどではありませんが、2軸と比べれば遥かに少なく、ましてや切手の題材となったら尚更のこと。
ちなみに、日本では鉄道史上に3軸客車は13両しかありません。

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