仏領インドシナ。
と言っても、今の若い人にはほとんど通じません。
高校の歴史で習うのですが・・・。
もっと新しい時代の北ベトナム、南ベトナムと言っても「??」であったりしますから、知らなくて当然かも。
画像のカバーは、フランスのタイプ・サージュの額面下に “INDO-CHINE” と入れた、インドシナ用正刷切手25サンチームを1枚貼ったもの。
これ以前のものは、本国切手に加刷を施したものなので、正刷切手最初のシリーズとなります。
差立はサイゴンですから、今のホーチミンで1899年8月21日。裏面にシンガポール8月24日の中継印と、ビルマのラングーン(現ヤンゴン)9月1日の到着印があります。
リーフ上には中継印と到着印を示すために、裏面のコピーを80パーセントの縮尺で載せ、海上の逓送経路を地図で示してあります。
日本史ですと、南部仏印進駐とかで登場します。また、昔の郵趣雑誌を読んでいると戦時中仏印方面で従軍し、懐かしいと回想した方の投稿があったりします。
ディエンビエンフーの戦いの結果、フランスは撤退したんてしたっけ?