寄付金付き切手

ちょっと用があって寄付金付き切手を調べたので、そこから派生して豆知識です。
日本で最初の寄付金付き切手は、皆さんもよくご存知な「愛国切手」で1937年(昭和12)の発行。
下の画像の左が3種セットの中からの1枚ですが、2+2なので、額面と同じ2銭が寄付金であることが示されています。
その後、日本で発行された寄付金付き切手は全て寄付額が示されています。
例えば、1964年の東京オリンピックや、高松塚古墳などなど・・・。

日本の切手だけを見ていると、そこで話しは終わってしまうのですが、外国切手となると話しは違うのです。

画像の右は、スイスが1913年に発行した、同国最初の寄付金付き切手。
スイスと言えば、西ドイツと並んで寄付金付き切手発行の大国でもあります。

その右の切手を見ると、額面しか書かれておらず、寄付金額は示されていません。
これでは切手収集家の中でも、この切手の素性を知っている人でないと、カタログで言うところの「セミポスタル」切手であるとは、なかなかわかりません。
スイスでは1936年までこのスタイルで発行し、1937年から額面+寄附金額表示になっています。

そう言えば、世界初の寄付金付き切手として英領ビクトリアが1897年に発行した切手も印面上の表記は、額面だけでしたね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *