Japex 切手商ブースで数字遊び

昨日、Japex のホームページを見たら、切手商ブース一覧が公開されていました。
今年は、なんと20店のみの出店です。
やはりと言ってはなんですが、春のスタンプショウに続いて郵趣サービス社は出店しません。
個人的には、郵趣サービス社で買うことはないので困ることはありませんが、グループ会社すら出店しないなんて、いったいなんなのでしょう・・・。
しかも、社長は水原一族ですよねぇ。
創業者一族からも、袖にされるイベントって・・・。
たしかに会社組織ですから売上を考えることはわかりますが、同一グループが主催する、しかも一番主要な事業に全く協力しないというスタンスは、やっぱりあり得ないと思います。
こうした現象を外から見ていると、グループとしての統率力の無さが際立っているように見えてしまうのですが・・・。

さて、タイトルにある「数字遊び」ですが、下のようなグラフを作ってみました。
2000年以降のJapex 切手商ブースの出店数推移のグラフで、縦軸はブース数で横軸が開催年になります。
とうとう、最盛期(2001年の46店)の半分以下になってしまいました。

春のスタンプショウの時に切手商が18店まで減少した理由に、多くの人が「コインの催事とのバッティング」を上げていましたが、それは理由の一部としてあったのかも知れませんが、やはり根幹にあるのは違うと思います。

高額なブース料と、売上のバランス・・・。
確かに切手展のばあい、ブース料収入がイベント遂行のための重要な収入源であるのですが、肝心なブースが集らなくては、それが成り立ちません。

高額なブース料で出店が減るよりも、値ごろ感を出して数を多くするのも一つの方策ではないでしょうか。
以前に、知り合いの切手商数軒に聞いたところ「(出店料が)高すぎて見合わない」という話しが出ていました。
また、それまでは共同出店だったのが、片方が出店ができなくなったので共同出店が維持できなくなり、結果として撤退を選んだ店もあります。

春のスタンプショウも、わけのわからない行事になってしまいましたが、スタンプショウとJapexの位置づけの再構築が必要な時期なのではないかと思います。
その中で切手商ブースを、どうするのか?

今やっていることは、基本的に40年前、50年前と同じですが、40年前、50年前の郵趣界は今とはまるっきり環境が異なっていました。
この環境の変化に適切に対応した二つの大規模イベントを再構築しない限り、「なんとなく今まで通りにやった結果、なんとなく衰退して潰れました」ってことになりかねないと思うのですが・・・。

年間を通したイベント全体の位置づけと戦略。
そして、そこから導き出される各イベントの性格や運営、展開方法。
そうしたデザインがあるのかなぁ?
少なくとも見た目からは無いようにしか見えません。
そうしたイベントデザインの中でブースの件も検討されていかなければ、このまま減る一方だと思うのですがねぇ・・・。

僕としては、たとえブースがゼロになってたしても、作品観賞と夜の飲み歩きのために参観はしますけどね。

Japex 切手商ブースで数字遊び」への4件のフィードバック

  1. その水原一族がいま郵趣協会の会長なんです。
    飾りの職とはいえ、笑い話ではすまされません。せっかくですからblog主さまが実行委員会入りされたらいかがですか?

    1. いつも、ありがちうございます。
      協会の会長もそうですが、郵趣サービス社の社長も一族ですよねぇ。
      同族グループでありながら、知らんぷりで済むところがすごすぎだと思います。
      トップが決断したら、部や局が違っても勢いで仕事をしていた自分にとっては、かなりゆるい仕事だと思いますね。

      1. 郵趣出版もそうです。
        先代と違って、息子はあまり郵趣には興味なさそうですね。
        財政面を落合一族が握っていて、執行部がタッチできないのも、このようになる一因かと。協会本部、目白は便利ですが、もっと賃料の安いところに移ってもいいですよね?

  2. 昔、水原コレクションの中国切手類が外国のオークションで処分されましたね。本来ならば自社で大々的に宣伝してオークションにかけるべきなのに一体何を考えているのでしょうかね。根本的な異質な体質が窺いしれますね。

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