先日届いた『郵趣』9月号に文化人シリーズの記事が掲載されており、興味深く読みました。
というわけなので、文化人シリーズの使用済をご紹介します。
僕の日本切手単片使用済コレクションは、マーキュリー図入りアルバムを使っています。
理由は簡単で、お手軽、お気楽な普及タイプの図入りアルバムで、コストパフォーマンスが抜群だから。
もう30年以上続けています。
簡単に思うかも知れませんが、これってけっこう難しいのです。
画像のリーフもまだまだ満足するものではなくて、西周なんて消印が満月になってしまっているので、人物切手のくせに顔が見えません。
理想は、顔が見えて、消印は年と月くらいまで読めるのが良いかと。
画像の野口(上段左)は2枚貼ってありますが、枠外のものはタイプ2。
長いこと未入手だったのですが、数年前にやっと入手しました。
カタログ評価はタイプ1の6倍程度ですが、探すとなるともっと少ないと思います。
これは感覚的な感想です。
下の画像は、そのタイプ1と2の区別。
昔からよく言われていたのが、「8」字の下の空白の彫線の向きですね。
ところが、この部分の彫線が細いことから印刷が薄く見えるものもあって、慣れていないと見逃す事もあると思います。
それに対して見やすいのは、左下の縦と横のフレーム枠の交点の部分で、ここが段違いになっていればタイプ1、綺麗に繋がっていればタイプ2。
この彫線は、太いのでハッキリとしていて見分けるには一番良いかと。
タイプ2に近いタイプ1もまれにあるのです。
野口の顔の左側の輪郭がハイライトになってるのがタイプ1、そうでなく、顔が日焼けしてるのがタイプ2で分けています。2つを並べると一目瞭然です。
なるほど、そうなんですか。
どの切手の分類もそうですが、教科書には典型的な例を示しますから、実際の分類になると微妙なものが出て来ますね。