今日は、切手の博物館で鉄道郵趣研究会の例会日。
で、その前にアメリカのミニペックスを参観してきました。
通常切手を色々と見ることができて、けっこう面白かったですね。
競争展で見るコテコテの専門コレクションとは違って、見ていて飽きる展示ではなく、自分のレベルにはちょうどよかったかと。
私の友人も何点か出品していましたが、中でも驚いたのは「1922年シリーズ」という、未使用単片で構成したワンフレーム作品。
たぶん、多くの人は単なるカタログコレクションとして「フムフム」と見て通り過ぎてしまうと思いますが、もし明日、会場へ行かれる方は、この作品に貼られている切手一枚一枚をじっくりと見てください。
見るポイントは、コンディション。
ご存知のように、たとえ未使用であっても米国切手で最良のコンディションを揃えることは、基本的にとても難しいもの。
この作品では、コンディションへのこだわりが教科書のようにわかります。
僕にとっては、ちょっとした衝撃の作品。
こうしたことは大いに見習いたいのですが、思うことと、実際のギャップが大きい自分がここにいます。
察するに、センターの良い切手で揃えられたコレクションなのでしょう。
米国切手はオフセンターがあたりまえ、というのが私の認識です。
>こうしたことは大いに見習いたいのですが、思うことと、実際のギャップが大きい自分がここにいます。
カタログ評価の高い切手は、オークションなどでコンディションを吟味して入手するチャンスがありますが、
安価なものは切手商も手間をかけたくないからか、まともに扱っておらず、逆に難しいのが実情だと思います。
入手の機会という点では、米国切手はまだ恵まれている方ではないでしょうか。
この出品者さんは、どの分野にしても常に状態の最良なものを入手されています。
切手の師匠に、若い頃に教え込まれたように聞いたことがありますが、それを常に実行されているところが、簡単なようで実は難しい。
特に1922年シリーズのように、値段の高くないものほど、努力とセンスがものを言うと思います。