ハンガリー・タイプBの郵便印

ハンガリーの郵便印コレクションから、タイプBの一例です。
タイプBと言うのは方形のフレームを有するもので、更に26のサブタイプに細分されます。
26のサブタイプといえば、一見したところ多いようにも感じられますが、ハンガリーのプレスタンプ時代の郵便印の中では少ない方ですね。
本タイプは、タイプAと共に最も古い郵便印で1752年に登場します。

画像の使用例は、サブタイプZ1と呼ばれる隅丸方形のもので、左上に朱色で押されています。
Paks 局のもので、裏面にはPest 局の到着印が押されています。
このPest 局の郵便印は到着印専門で押されたもので、日付が入れられるようになっているのですが、残念ながら年までは入りません。
日付は10月21日となっています。

本カバーは、レターシートではなく封筒形式なので中身が無く、使用年までは特定できませんでした。
手紙が残っていれば、この時代は多くの場合で文面に日付が入れられるので、使用年の特定が出来たかも知れません。

裏面の Pest 局の郵便印の横にペン書きで “6” と書き込まれていますが、これは宛先人が支払う書留料金6kr を示しています。

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