北欧で震災切手

海外における日本切手の収集団体は、現在、過去を含めると幾つかがあります。
その中で最も規模が大きいのが I.S.J.P で、これは皆さんもよくご存知だと思いますが、このほかにイギリスやドイツ、それにスカンジナビアの団体が古くから知られています。

画像の冊子は、雑多なペラペラの紙束の中から今日発見したもの。
「なんでしょう・・・?」と思っても、全く思い出せないのです。
で、確率的に高いのは書かれている言語がノルウェー語なので、スカンジナビア日本切手収集会のモノグラフではないかと・・・。
同会とは、1980年代後半からお付き合い(会員ではなく、あちらは日本切手の情報が欲しいし、僕はスウェーデンの情報が欲しい、ウィンウィンの関係)があって、会報もいただいていたので、それに挟んであったのかも知れません。
まぁ、それがいつの間にか離れ離れに・・・。
としか考えられないのです。

このモノグラフは12ページの冊子なのですが、震災切手の概説に始まり、東京・大阪印刷のタイプ別やサブタイプの分類、そして使用例としての消印など。
櫛型印なんて、C欄時間表示の分類にまで言及しています。

このような震災切手の解説書が、スカンジナビアで発行されていたことに驚かされます。
著者の Wilhelmsen 氏は、自身のコレクションをベースにされているようなので、ノルウェーにも震災切手に興味を持った収集家が30年ほど前に居たことになります。
震災切手も、意外とインターナショナルな切手だったのだなぁ・・・。
なんて思ったしだいです。

北欧で震災切手」への2件のフィードバック

  1. Wilhelmsen 氏は手彫切手や小判切手の模造品の研究でも著名な方で,立派な書籍を著されていますね。

    1. 手彫愛好者さん
      ご覧いただきまして、ありがとうございます。
      彼は、1981年の東京国際展にコミッショナーとして来日すると同時に、出品者でもありましたね。

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