ルクセンブルグ・鉄道100年

画像は、ルクセンブルグが1959年に発行した同国の「鉄道100年記念切手」。

収歴の中において、人それぞれに思い入れのある切手が何枚かあると思いますが、僕にとってその1枚がこの切手。
この切手の存在を初めて知ったのは、小学生の時に読んだ大谷博さんによる『切手集め大作戦』で、この本は市田左右一さんの『切手の愉しみ』と並んで、子供時代に最もよく読んだ本です。

その中の31ページに写真入りで紹介されていたのが、この切手というわけ。
そこには、こんなことが書いてありました。

「「汽笛一声新橋を・・・」という日本の「鉄道唱歌」は、おばあさんあたりから聞いて、知っているでしょう。
では、ルクセンブルグの「鉄道唱歌」は?じょうだんじゃない、知っているほうがふしぎ。それでも切手を集めていれば、わかります。
ルクセンブルグで発行した鉄道百年記念切手には、ごていねいに楽譜までえがいてあるからです。この鉄道唱歌、実はいまの国家ができるまで、国民の間で最初の国家として広く歌われていました。こんなことはどの百科辞典にも書いてありません」

これは、それまで単に美しいというだけで国定公園切手や国際文通週間切手を集めていたチビッ子収集家にとって、まさに衝撃的な解説。

もちろん、世界カタログなんてまだ持っていませんでしたし、値段が高い切手なのか、安い切手なのか知る術もありません。
そもそも、自分が行ける範囲にある切手商では見たこともありません。

時は流れて、それから数年後・・・。
突然この切手が目の前に現れました。
場所は、新宿の郵趣会館ショールーム。
心配していた値段だって、小学生にも買えるほど安かったですね。
もちろん、今でも安いです。

子供の頃の入門書に鉄道切手は多く紹介されていましたが、この切手と米国1901年発行のパン・アメリカン博覧会2セント切手以外は記憶に残りませんでしたが、この2種は今でも大切な切手です。

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