コメットアルバム

最近、郵趣サービス社の製品の品質低下にはウンザリする思いが強いですね。
苦情が多いと見えて、切手の博物館のショールームには「苦情は直接、郵趣サービス社へ」という趣旨の貼り紙が貼ってありました。(たぶん今でも貼ってあると思います)

それに、廃版もけっこう目に付きます。
僕が廃版で特に残念なのが、コメットアルバム。
あれは、仮貼用に最もよかった製品だけに、今でも「復活しないかな〜」なんて思っています。
まぁ、100パーセントそれは無いのはわかっていますが・・・。

B5サイズで、バインダーの厚さも程よく、仮貼には最高でしたね。
なんと言っても携帯性に優れていて持ち運びに便利だし、2〜3冊はカバンに入りました。
サイズ的には市販のルーズリーフが代用品になりそうですが、あのペラペラな紙ではどうにもならないわけでして。
リーフとしての厚みがあって、あのサイズはなかなか無いのですよね。

画像は、オーストリアの仮貼リーフで、もちろんコメットを使っています。
版欠点などは、鉛筆でちょこちょこっと書き込めますし、その情報が正式アルバムを作る際の基礎情報になります。

そこで、ちょっと興味があったのでコメットの発売時期を調べてみました。
『郵趣』1971年6月号掲載広告が最初のようです。
これで見ると、最初から仮貼リーフとして使うことを目的に企画、発売したことがわかります。

今は、こうした基礎的な手間をかけない収集家が増えているように見受けられますが、そうしたことが発売中止の主要因だったのでしょう。
僕は今でも仮貼派。

コメットアルバム」への4件のフィードバック

  1. 品質低下、値上げはしっかり。
    収集人口が減っているので、商品の廃番や値上げとなるのでしょう。
    中古なら切手商やヤフオクで買えますが、リーフまではないことが多いです。
    そういえば、マーキュリーアルバムというのもありましたね。

    1. 温情菩薩 さん
      いつも、ありがとうございます。
      マーキュリーは今でも販売されていますし、僕は使っています。
      使用済のカタログコレクション用に、ちょうど良いアルバムです。
      これが廃版になったらショックですね。

  2. いつも楽しく拝見させていただいております。
    アルバムも、フィラートというものがありましたし、
    目打ゲージ、カラーキー、ポジションファインダーも扱わなくなりました。
    廃版は仕方ないとしても、輸入で扱えるものは扱ってほしいものです。
    収集人口の減少と附属品の廃版・取扱中止では、負のスパイラルを招き、これでは収集人口の増加は望めません。

    1. ブランク30年 さん
      ご覧いただき、ありがとうございます。
      フィラートは、ゴッドンサイズですね。
      ゴッドンサイズは、ヨーロッパ系のクラシック切手には良いサイズです。
      本物のゴッドンは高くて使えなかったので、長年ギボンズのデボンとエグゼターを使っていましたが、そのギボンズもゴッドンサイズは廃版になってしまいました。
      幸い他社製品があるので不自由はしていませんが、「ギボンズよ、お前もか・・・」みたいな感じです。

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