スウェーデンは、東西冷戦期から外交や防衛政策において非同盟政策をとっていたことは、皆さんもよくご存知のことと思います。
そして、その政策の現れとして国連軍の活動には伝統的に軍隊を送っており、このブログにおいても以前にコンゴ動乱に伴う軍事郵便カバーを紹介したことがありました。
今日ご紹介するのは、皆さんも記憶に新しいコソボ紛争に伴う「コソボ治安維持部隊」による使用例。
コソボの治安持軍部隊の中核はNATO軍でしたが、コソボを4地区に分け36ヶ国が分散配置されています。
スウェーデン軍が分担したのは中央部で、チェコ、フィンランド、アイルランド、ラトビア、スロバキアと同じグループ。
スウェーデン軍のばあいは数ヶ月ごとに部隊が変わるのですが、一回に派遣されるのは50人程度なので、使用例を探すと意外に少ない。
本カバーは、スウェーデンの退役軍人さんからのいただきものです。
消印データは「SWEBAT FPO KOSOVOーYU/2001-10-8」で、宛先はスウェーデンの MÄSSJÖ。
裏面に差出人の情報を書き入れれるのですが、ちゃんと「コソボ治安維持部隊」を示す「KFOR」の書込みがあります。