画像は、Sri Pashupati シリーズから最初の発行グループ(1907年)の4 paisa 1枚貼り。
特に珍しいわけではなく、使用例としては普通です。
料金4 Paisa というのは、この時期の封書基本料金で重量1tola(11.6グラム)までのもの。
Butwal というインド国境近くの町から、日本でもヒマラヤへの入口として有名なPokhara 宛。
この時期のネパールの消印は、全国を三分割してブロックごとに形式が違っており、カバーの消印は Type Cross と呼ばれる、ネパールの西半分の地域で使われたもの。
Butwal 局の抹消日付は1970年9月23日ですから、西暦に直すと1914年1月6日。
Pokhara 局の到着印は3日後の9月26日(西暦1月9日)。
クラシック時代を除くと、ネパールの消印は基本的にデカいので、カバーでないと読み取れないのです。