英領ピクトリアルシリーズ

我々切手収集家が、通常切手として「●●シリーズ」と呼ぶばあい、多くの場合で図案が同じか、複数の同図案切手の集合体であることが多いと思います。
例えば、フランスの「種まき」やカナダの「アドミラル・イッシュー」、ノルウェーの「ラッパ」、ドイツの「ゲルマニア」などなど、このほか沢山ありますね。
日本だと「小判」に始まり、「菊」「田沢」・・・。
これらは、図案として取り上げられる題材こそそれぞれで異なりますが、共通して言えるのは真面目一徹で派手さには縁遠い、地味な切手だと思います。

ところが1930年代に入ると、それまでとは全く違ったスタイルの切手が発行されるようになりました。
大形で各地の風物を描いた、それこそ切手を通した観光案内にも使えそうな図案の切手。
これらを、誰がいつ命名したのか知りませんが「ピクトリアルシリーズ」と呼び、特に英領のそれは凹版印刷で刷色も美しく、各植民地発行のものを集めると、なかなか美しく見ごたえの有るアルバムが出来上がります。

画像は、英領アデンが1939から48年に発行したシリーズ。
このピクトリアルシリーズは、カタログコレクション的に1シリーズ全体を1リーフにまとめると、その美しさの真価を味わうことができます。

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