引っ越しの一環で保管してあったオークション誌も、不要と思えるものは処分したりヤフオクで売ってしまいました。
ですから、いま手元に残してあるのは何か保存する理由があるものになります。
下の画像は、第29回のJPSフロアーオークションからの逸品。
開催は1984年11月23日ですから、僕が大学生の時ですね。
旧小判3銭と新小判5銭を貼った書留便で、毎日新聞社宛。
金沢ボタ印(証示印の日付は明治19年5月22日)で抹消された、二重丸印時代の新小判5銭の国内便使用例ですから、こんな素敵なマテリアルを持てるのは選ばれた人に限ります。
最低値20万円で、落札値は28万円。
ただ、当時の状況ではボタ印カバーの高騰と比べると、相対的な比較では意外と高くない落札だったのかも知れません。
この旧小判3銭と新小判5銭を貼付した国内便は、なんとなく有りそうな組み合わせに見えますが、なかなか見ることはないと思います。
もう40年前になるのですね。当時JPS、金井スタンプ(後のカメリアスタンプ)、msa、浜松他色々、マニアックなところで富士宮スタンプなんかをよく利用していました。ただ、狭い部屋の中が「郵趣」とかの趣味誌やらオークション誌の山となり邪魔な存在となり、ある時期に思い切って全部処分してしまいました。今となりますと、資料的な価値のある写真版も含まれていたのですね。まあ後の祭りです。
ところで、この新小判5銭貼のエンタイアは今どこに落ち着いているのでしょうかね?加賀の消印の大家の方か、それとも小判切手の大家の方か、気になりますね。
初老の趣味人 さま
いつもありがとうございます。
このカバー、以前に切手展でどなたかの新小判コレクションに収まっていたのを見た記憶が・・・。
MSAでは「小判スペシャル」という副題で、金杉さんのコレクションが処分されましたね。
金井なんかにも、けっこう旧小判の未使用ブロックが出てたりするのですが、当時は一部の方しか注目されなかったようです。