「読めない消印」と言っても、インクの付きが悪くて薄い消印じゃないですよ。
印影が無いものまで読める、魔法のようなことはありません。
下の切手のように刷色が濃くて、それに押された消印が同化してしまい、苦労して読むとか、あの手この手でも結局はハッキリと読めず、最後はこじつけのような読み方をした経験はないですかね？
僕は、以前には赤、緑、青のカラーセロハンでルーペみたいなものを作り、それを覗きながら消印を読んでいたことがあります。
今日ご紹介する “ImageSleuth” というソフトは、そんなアナログなことをしなくても、画像にフィルターを掛けたような画像を生成してくれるというスグレモノ。
上のような消印の読み難い切手をスキャニングして、それを “ImageSleuth” に読み込ませると、瞬時に画像処理を行い、下に示すような一覧をズラズラっと並べてくれます。
この切手のばあいは、99通りもの解析画像を出してくれました。
僕がするのは、この一覧を見ながら最も良い画像を選び出すだけ。
これだけでも「スゲー」ってメチャ感動ものなのですが、これらの画像を選んで拡大表示や保存までしてくれるのです。
画像の切手のばあい「岐阜加納八幡／56／6.2」でした。
特に「岐阜」「八幡」と「56」は全く読めなかったのですが、画像処理のおかげで確定できました。
パソコンに１本入れておくと、とても便利なソフトなので絶対にお勧め。