ネパール・初期の2 anna

ネパールの初期切手は、最近の分類では1回目の印刷期間、2回目の印刷期間、3回目の印刷期間、電報使用の印刷期間の4段階に分類するようになってきました。
ここ5年くらいのことで、国際ネパール切手研究会が提唱した分類です。

それまでは幾つもの分類があり、どれを採用して整理するかによって結果はまちまち。
もちろん、『スコット』や『ギボンズ』、『ミッヘル』に『イベール』といったポピュラーな世界カタログは分類がバラバラですし、ネパールで刊行されている切手カタログも当然ながら世界カタログとは異なっています。

ネパール切手研究会が提唱した分類で、ようやく共通の物差ができた感じですし、実際の分類上でも合理的な感じがしています。

画像は、1898〜1907年の3回目の印刷期間の2anna 切手のリーフ。

この間も、上段左の明瞭な印刷から、右の不明瞭な印刷へと印面が変化していきます。
このリーフでのポイントは、中段のピンパーフ。
無目打よりも評価が高いこともありますが、それ以上に物がありません。
しかも、貼付してあるペアはクラッチを逆さまにセットしてしまったテートベッシュというところがミソ。

下段の使用済は、日本で言えば不統一印みたいなもの。
未使用と使用済を分ければ良いのですが、そこまで揃っていないので・・・。

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