「夏も近づく八十八夜・・・」という文部省唱歌『茶摘み』は、皆さんも全部は知らないまでも、最初の部分だけはご存知でしょう。
今日が、その「八十八夜」です。
下の画像は、その茶摘みを描いた「日本平 茶摘み」。
観光地百選シリーズからの1枚で、発行は昭和26年4月2日。
左はボストーク図入りに整理された未使用カタログコレクションからのもので、右はマーキュリーの図入りに整理された使用済カタログコレクションから。
この使用済、ご覧のように日付部がちょっと弱いのですが、よく見ると26年4月と読め、日にちは「2」までは、なんとか読めます。
ということは、発行月使用ということで1種1枚の使用済カタログコレクションには合格品として、堂々と貼られているもの。
使用済切手を集める時に、一定のルールを設けて収集すると難しくなる反面、興味深くもなると思います。
例えば、発行一ヶ月あるいは二ヶ月以内とか・・・。
そうそう、切手に関係したご当地消しも考えられますが、これは難易度が高すぎるかも知れませんね。
下の画像は、切手と同じ静岡の駅弁業者東海軒の掛紙です。
昭和9年のものですが、富士山を背景に、一番手前に「茶園」として茶畑の中の茶娘を描いています。
東海道新幹線に乗っても、静岡県内では随所で車窓に茶畑を見ることができますね。