昨日は、仕事で群馬県の横川へ。
仕事が終わる時間が不明だったので、到着早々に迎えの人にちょっと待ってもらい、とりあえず郵便局へ。
押してもらったのが下の風景印で、旧印から2021年10月11日に新しくなった新図案。
待っててもらった方に「なんです?それは」と聞かれたので、移動中に風景印の説明。
風景印の活用は役所の宣伝にも使える事を話すと、けっこう興味を持ってもらえたので、仕事から脱線とは言え、説明した甲斐があったというもの。
というか、寄り道のよい口実になりました。
なかなか良い風景印ですね。
図案は、アプト式時代の碓氷第三橋梁(通称:めがねばし)を渡る、ED42形アプト式電気機関車。
そして、円の内側がギザギザなのは、ラックレールかピニオンの形を取り入れたのだと思います。
ちょうど所蔵写真にED42形電気機関車があるので、下の画像でお見せします。
これが風景印の元ネタ機関車。
風景印はデフォルメされていますが、こんな電気機関車です。
画像の左右のレールの中央にあるのが、ラックレールで、電気機関車に付いているピニオン(歯車)が、このラックレールのギザギザに噛み合って、急坂を登っていけるという仕組みです。
文字で書いてもわからないと思いますから、参考までに下の写真を載せておきます。
この写真は、機関車の下に潜って、レールの下から見上げた画像です。
展示用にラックレールが透明のプラスティック製になっていますが、本物は分厚い鉄製。
これで、ラックレールとピニオンの組み合わせがわかると思います。
ところで、トンネルから出てきたED42形の写真ですが、このトンネルは碓氷第三隧道の横川口の坑門で、今は誰もが気楽に歩ける遊歩道として整備されています。