もうすぐ9月で秋。
ということで、先日、食い物系記事の連載原稿に「鮭」を入稿しました。

下の画像は、近代美術シリーズ第5集から高橋由一の「鮭」。
この作品は、これまでにも回顧展や近代洋画関係の展覧会で何度も展示されているので、ご覧になった方も多いと思います。

今回の記事でも(極力、毎回切手を入れるようにしている)、図版の1枚に切手を入れているのですが、日本切手で選ぶとなると選択肢がなく、けっきょくこの切手に。
下の画像は初日カバーからのものですが、さすがに一般的にはマニアックすぎるので、単純に未使用を選びましたが・・・。

北海道から東北、特に北海道では9月に川に戻ってくる鮭のことを「あきあじ」と呼んでいます。
これで、よく勘違いされるのが「秋」の「鯵」。
つまり秋に捕れた鯵ですね。
まぁ、ひらがなで書いたり、発音だけではそう思われても仕方がないと言えば、仕方がありません。

下の画像は、函館本線長万部駅の駅弁「鮭飯」ですが、フリガナにもあるように「あきあぢ(じ)めし」と読ませています。

「あきあじ」というのは、アイヌ語の「アキアチップ」=「秋の魚」が転じたものだそうです。

江戸時代の書物には、江戸近郊では利根川で鮭が捕れるものの数が少ないので、初物の鮭は初鰹と同等の高額になると書かれています。

ところで、あなたは「サケ」派でしょうか?「シャケ」派でしょうか?
僕は子供の頃から「シャケ」の世界でしたね。
漢字での読みは「サケ」ですが、言い方では「シャケ」。
「塩鮭」は「シオジャケ」です。

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