コレラの消毒郵便

ハンガリーの消印コレクションからの1リーフ。
画像の使用例は、1831年にハンガリーというかヨーロッパでコレラが猛威を振るった時の消毒郵便。
カバーをよく見ると、ブツブツの穴が沢山開いている様子がわかると思います。
蒸気消毒を行うために、手紙に穴を開ける手動式の機械(剣山をイメージしてもらうとよいと思います)で穴を開けたもの。

本来ながら、郵便史的に面白い使用例なのですが、残念ながら消印単位で収集・整理しているので、消印タイプを優先してリーフを作っています。

タイプCと言うのは楕円形を呈するものですが、装飾文様の形態でサブタイプに分類します。
本使用例は、Miskolc 局で使用されたサブタイプZ7。
1818〜1843年の使用が同局で確認されているので、本カバーともピッタリ重なります。

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