日本語で読めるデンマーク初期切手の解説本としては、1980年に外国切手研究会から刊行された『デンマークの切手 1851-1874』があります。もともと『関西郵趣』に連載されていた記事を一書にまとめたものですが、カタログコ…
月: 2022年6月
梅雨明け
驚異的な早さで梅雨明けです。梅雨は収集家にとって大敵ですから、梅雨明けは早ければ早いに越したことはありません。住宅事情が大幅に改善した現代でもそうですから、昔の収集家は大変だったと思います。梅雨の間は茶箱にアルバムを入れ…
小判型封緘葉書6つ穴の使用例
以前に連続穴の鉄郵印使用例を紹介したことがありましたが、今回は6つ穴。 3つ穴から6つ穴への仕様変更は、大正10年7月2日の逓信公報にも掲載されているもので、「いつの間にか仕様が変わっていた」というものではありません。 …
戦時下軽井沢の切手商
毎年訪れる軽井沢。4、5日滞在する中で、軽井沢時間と言いましょうか、時計のいらない、ゆっくりとした時間を家内と2人で過ごします。 アウトレットでの買い物、お気に入りのレストランで軽井沢産のキノコ料理に舌鼓を打つ。そうした…
旧大正毛紙3銭の中子持罫
昔から好きになれない切手の一つが田沢切手。19年間続いている本ブログでも、田沢切手の話題が極端に少ないのは、そうした僕の好みを反映しています。ですが、今日はその田沢切手です。 旧大正毛紙3銭のペア貼りで、上耳付。枠線は中…
ワイルディング使用済
今日はマンションの管理組合総会があり、何事もなく無事終了。これにて理事長職も解かれ、あとは監事として1年間のお務めが残りますが、ご意見番なので楽なもの。無趣味な人にとっては役に取られる時間は然程でもないのかも知れませんが…
南方占領地・マラヤ
「南方占領地は正刷切手から」とは、大昔にどかで読んだ記憶があります。確かに、複雑で収集難易度がグッと上がる加刷切手の前に、集めやすい正刷切手で基礎を掴むというのは正論だと思います。 で、私も最初は正刷切手から集めましたが…
コレラの消毒郵便
ハンガリーの消印コレクションからの1リーフ。画像の使用例は、1831年にハンガリーというかヨーロッパでコレラが猛威を振るった時の消毒郵便。カバーをよく見ると、ブツブツの穴が沢山開いている様子がわかると思います。蒸気消毒を…
失念
今日、イギリス切手研究会から封筒が到着。で、すっかり忘れていました。11・12日のミニペックス。 小型印カバー、出品目録と一緒に同封されて来たのが『ペニーブラックとビクトリア時代』と題する冊子。会場では、このテーマで講演…
旧小判切手45銭に驚いた話し
ずっと前のことですが、購読していたオークション誌を通常セールのものも含めて全て保管していました。たぶん20年分くらいは残しておいたと思います。そんなことをしながら、ある日ふと「こんなことしてたらどうにもならん!」というこ…