昔々、はるか昔に作った、円単位〜ローマ字にかけての仮貼りアルバムが何冊かあります。
紙付きを剥したり、何かのついでにたまたま入手したものを貼ってあるだけなので、全ての額面が体系的に揃っているわけではありません。
そんなリーフに貼られていた第1次円単位8円の銘版付き10枚ブロックですが、一見して、別納シートから切り抜いたものであることがわかります。
それをですね、ルーペで覗くと面白いものが見つかりました。
下の画像は、銘版付き切手の上の位置である88番切手。
カモシカの左前脚から手前の雪上を横断して印面右端まで、1本の茶線が走っています。
その次は、銘版の左側97番切手。
「郵」字の下方、カモシカの頭の左側に茶点。
下は99番切手で、3ヶ所も怪しげなものが・・・。
額面数字「8」の所から、カモシカの頭にかけて茶線。
カモシカの右後脚の下に大きな茶点。
最後は消印で見難いけど、顔の下方印面下端に薄い茶点。
これらはシート写真でも確認できるものですから、定常変種なのでしょう。
特に引っ掻きキズのような茶線は、ハデで目立つので面白いですね。
単なる別納10枚ブロックかと思っていたら、意外と美味しい10枚ブロックであることがわかりました。