画像はネパールの初期切手から、電信切手期間の2アンナ切手横7枚ストリップ。
この初期シリーズは、郵便使用に使われた郵便使用期間と電信開通後に使われた電信使用期間の二つの期間にわかれるのですが、印刷数で圧倒的に後者が多いのは、市場を見ればよくわかります。
画像のストリップでは、左から3枚目の切手が逆位になっています。
この位置は、上から3段目の左から3枚目でポジションは19。
18番切手は正位置(18番も逆位なSettingもある)なので、この特徴からSetting 16〜24のいずれかということになります。
この横7枚ですが、よく見るとクラッチ版がガタガタな並び方で、最大で上下方向に5ミリもズレているという特徴があり、上の画像でもそのズレがわかると思います。
手元には、オークション誌や研究書、海外の収集家から集めたシート写真があるので、取りあえず、それらの中にあったSettung19、20、22〜24には上記の特徴が見られないので、未見の16〜18、21の4面のうちのどれかだと思われます。
わからないことでもこうしたリーフを作っておくと、なにかの拍子に解決できることがあるかも知れません。
普段のリーフなので、分析途中の経過を記しておいても損はないでしょう。
正体が判明した段階で、新たにリーフを作り直します。