画像はネパールのファースト・シリーズから1番切手。
「ファースト・シリーズなんだから1番切手は当たり前」と思われるかも知れませんが、この切手、セッティングの違いによって何段階もの印刷時期に分類されることから、こうのような言い回しになるわけです。
もっとも、初期の印刷は西洋紙への印刷なので、分類に迷うことは無いと思います。
この後の印刷は、ネパール紙になります。
上段は切手ではなく図で、そのため実際の切手より大きく示しています。
で、ここで何を示したかったのかと言うと、額面表記。
3種の切手は1anna、2anna、4anna の額面で、額面表記以外の印面は共通です。
ただ困ったことに、唯一異なる点である額面も数字で示されているわけではありませんから、我々日本人ではわからないのが当たり前。
と言うことで、どの部分が異なるのか、書かれている文字の読み方を示したという、ちょっと親切なリーフに仕上げました。
この西洋紙印刷は、更に目打で2種類に分けられます。
一つはゲージ15のピンパーフの目打付で、中央の列。
もう一つは無目打で、下段になります。
画像でも、ピンパーフの状態が見えるのではないでしょうか。
このファースト・シリーズの楽しみはセッティングの解明にあるのですが、それには単片では無理があります。
ただし、1Annaと2anna はセッティング1〜3、4anna セッティング1と2だけになります。
多い額面では30を越えるセッティングがある中で、極めて限定されます。