ハンガリーの消印タイプFサブタイプx2sv1

ハンガリーの消印タイプは、種類が豊富かつ複雑な大系を持っていますが、このタイプFは最も大きなグループを形成しています。

単円内に局名、日付を持つところは先に紹介したタイプEと同じですが、それに年号が加わった型式。
1867年から使用が始まり、遅いところでは1920年頃まで使用しています。

サブタイプのx2sv1ですが、
「x」は月表示が数字で、これが文字表示だとyになります。
続く「2」は年号表示が2桁のばあいで、3桁だと「3」、4桁のフル表示では「4」。
最後の「sv」は日付部の区切り横線の数で、月と日にちの間だけなら「1」。そして年と月の間、月と日にちの間にそれぞれに入っていたら2本になるので「sv2」となります。

この時期、ハンガリーの郵便は今で言うルーマニア、旧チェコスロバキア、旧ユーゴスラビア、ポーランド、イタリアにまで延びていたので、局名表示などにもバラエティが多くまさに迷宮。
集め始めて二十数年になりますが、まだまだ修業中です。

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