選挙無料郵便取扱の特例

画像は、昭和22年3月31日付で出された「選挙無料郵便取扱の特例」による使用例。
この特例により、参議院議員候補は全国区3万枚、地方区2万枚を、衆議院議員候補は2万枚を葉書で無料で差出せるようになりました。
収集家が言う「選挙葉書」ですね。

画像は、国政選挙の「選挙葉書」最初のもので、左は昭和22年4月20日投票の参議院選挙、右は4月25日投票の衆議院選挙のものです。

当然ながら、決められたように左上に「選挙」であることが明示されています。
この表示も、集めてみると様々な書き方のバラエティがあって、不統一印的で面白い。

昭和22年の4月と言えば葉書料金は50銭なのですが、交付にあたっては5銭葉書が指示されており、5銭葉書が不足する時には15銭葉書を用いるようになっています。
この時に同じ5銭でも桜葉書だけではなく、もっと前の楠公葉書も多量に使用されており、まさに不良在庫一掃セールって感じです。

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