画像は、小判はがき5厘の使用例の一部カット画像。
ご覧のとおり消印がフラフラなのですが、3個押されているのでデータ的に読むには問題はありません。
「敦賀/越前・一・一八・に」
KB2型なので、それ自体では使用年はわからないし、一応、文面も確認したのですが文中にも年号が出て来ないので、使用年については今のところ全くのお手上げ状態です。
5厘はがきへの加貼は、小判切手の5厘か、手彫切手だと大量に余っていた和紙桜半銭貼りが一般的で入手しやすいのですが、そうした中で洋紙褐色半銭は少ない使用例だと思います。
使用地の敦賀も地方都市なので良い感じなのですが、返す返すも使用年の特定ができないのが残念ですね。
敦賀局のKB2型の使用期間は長いですし・・・。
使用例としては敦賀市外宛のものなのですが、同じ半銭加貼にしても「郵便規則」時代と「郵便条例」時代では、意味が全く違いますからねぇ・・・。
悩ましい使用例です。