WIPA’ 81の使用局

画像のカバーは、1981年にオーストリアのウィーンで開催された国際切手展WIPA’ 81 の公式封筒を使用した、北アイルランド宛の使用例。

消印は WIPA’ 81 の事務局専用の WIEN WIPA 1981局で1981年7月7日。右下の書留ラベルも “Wien WIPA 1981” となっています。

WIPA’ 81 の会期は、1981年5月22〜31日だったので閉幕後の使用例ですが、残務処理等に使われていたのでしょう。
左側に押された緑色の「印刷物」印が鮮やかですね。

さて、貼られた切手は左側の田型が1979年発行の「ウィーナーノイシュタット市大聖堂700年」で、額面が4sですから4枚で16s。
右の縦ペアは、通常切手「美しきオーストリア」シリーズの50gが2枚で1s。
貼付切手は、合計で17sになります。

宛先は北アイルランドですから、海外向けの書留料金が10s。
そして、左側のハンコで印刷物であることがわかりますから、海外向け50グラム以上100グラムまでの7sであることがわかります。

切手展関係の消印ですが、記念押印ではないところが面白く、しかも書留ラベルまで付いているのがミソ。

このWIPA’ 81では、石川良平氏が米国クラシックでグランプリを受賞しています。

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