マツタケ食いたい(国産に限る)

最近は、早いもので8月に入るとスーパーなどで、マツタケが出回ります。
と言っても、これは中国産ですが・・・。
そもそも、暑い夏にマツタケは合わないですよね。
季節感をどう思っているのだろう・・・。

先日、銀座三越のデパ地下を家内と覗いたら、けっこう立派なマツタケを売っていました。
6000円。
もちろん中国産です。
三越でも中国産ですか・・・。

画像の切手は、北朝鮮が1968年に発行したマツタケ切手。
以前は日本にたくさん入っていたので、皆さんの中には北朝鮮産を食べたことがある方もいらっしゃると思います。
輸入マツタケの中では、比較的良質だったように記憶しています。
マツタケの季節になると、朝鮮民航のマツタケ・フライトが名古屋空港に飛来していました。
文字通り、マツタケ輸送専用のフライトです。
1機まるごとマツタケ。

カナダ産、イスラエル産も食べましたけど、どれもイマイチどころかイマニ、イマサン。

日本人のマツタケ好きは伝統的なもので、「万葉集」の中にもマツタケを謡ったものがあります。
なんでも、山全体からマツタケの香りが漂い、秋を感じると。

そもそもマツタケが、こんなに高価になってしまったのは、昭和20年代末〜30年代初頭の頃で、それまでは安かったのです。
何人もの年寄りから、マツタケ狩りが家族とのレクリエーションの一つだったという話しを聞きました。

また、俳人の高浜虚子は
友人が訪ねて来たから歓待をしたいけど、お金がないから取り敢えずマツタケご飯でも作ろうか。
という意味の句を残しています。
これは、昭和9年のことですが、取り敢えずマツタケなんですね。

国産マツタケ食べたいですねぇ。

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