桜切手和紙赤色2銭の変種

画像は、桜切手和紙赤色2銭。
この切手には松田印刷と政府印刷がありますが、どちらはお解りになるでしょうか?
外国切手専門の方には解り難いかもしれませんが、日本切手中心の方ならすぐに解ると思います。

答えは政府印刷。

実は、タイトルに答えが書いてあります。
「赤」とね。
松田印刷なら「朱」です。

この切手には、非常にポピュラーな変種があって、左側の額面「二銭」を囲っている枠の下側がありません。
この特徴を持つ切手は第1版の40番ですから、シートで言えば右下コーナー切手になります。
もちろん、政府印刷だけではなくて、松田印刷にもあります。

この変種は、2銭切手の中では大きく目立つ存在なので、他の変種よりも高値になりますが、本品はオークションで最低値、つまり僕以外には誰も札を入れなかったので、お安く入手できたもの。
恐らく、右上の素性がわからないチョロ消しが敬遠された理由だと思われます。

消印優先で見てしまうと、こうしたものは不人気で見向きもされない存在になりますから、それを逆手に取ると、案外安くこのようなものが入手できます。

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